精神療法

精神性の多汗症の治療は?緊張して顔から汗が吹き出るのを止められるか。

更新日:

『緊張して汗が吹き出る!!!!』

誰でも緊張すると少しは汗が出るのですが、多汗症の人には大問題です。

 

きらり
汗が出てきたと思うと、恥ずかしくて余計緊張してしまって、もっと汗が出ちゃうんです。

 

これに対応する方法としては、

  1. 精神療法
  2. 緊張を抑える薬を内服
  3. それぞれの体の部分から汗が出ないように、制汗剤、イオントフォレーシス、その他の治療を行う

と3つの方法が考えられます。

2と3については、他の記事で説明しているので、今回は精神療法の話をしますね。

 

最初に言っておくと、

残念なことに、多汗症に効果があるというエビデンスのある精神療法は、現在のところないのです。

 

Dr. かんな
ただ、自分で、過度に緊張しないように少しでもコントロールできるようになれば、いろいろな場面で役立ちますよ

 

理論的には、緊張がなければ、精神的発汗は減ります。

精神療法でこの『緊張』を抑えることができれば、交感神経が強く働いている状態から、副交感神経が優位になるような状態に自分で持っていければ、精神的発汗は減る可能性はあります。

きらり
「緊張する必要はない」って自分に言い聞かせても汗が出てくると、余計緊張するんです
緊張を感じたら、それがエスカレートする前に抑えられればいいですよね。
Dr. かんな
きらり
そんな事できるのですか?



副交感神経を優位にするトレーニング

交感神経は「fight or flight (戦うか逃げるか)」という状況の場合に優位になるもの。

驚いたり、緊張したりすると、胸がドキドキしますよね。そんな時に優位になっているのが『交感神経』。

逆に『副交感神経』は、リラックスした状態の時に優位になっています。

 

副交感神経を優位にする方法

 

腹式呼吸

  •    特に、息を吐く時間を、吸う時間より長くする

筋肉をリラックスする

  • 自分で緊張している筋肉をすぐに意識できるようにする。
  • 肩を脱力、顔の表情筋を動かし、ニコッと笑う

こういう事が、短い時間のうちにできるようになるには、毎日のトレーニングが必要です。

Dr. かんな
毎日、特に少し緊張したと思ったら、呼吸と脱力に気を配り、自分の心拍がゆっくりになるのを感じてください。毎日練習していると、徐々に上手になりますよ。

 

実際にこの方法で汗が完全に止まるわけではありませんが、緊張がエスカレートしていくのを抑える事は可能です。

ただ、毎日、頻回に練習してください。

 

個人的には薬物療法は控えたいのですが、緊張の強い方には上記のトレーニングに内服治療を加えることによって、効果が出やすくなることはあります。

汗を止める薬はあるの?治療しにくい顔や背中の汗への対策を探している方へ。

多汗症のためのカウンセリング

もしも多汗症のために、精神的に落ち込んでしまっている方は、その精神状態についての治療を受けることも役に立つと思います。

自宅にいながら、プロのカウンセラーからカウンセリングが受けられる以下のようなサービスもあります。

カウンセラーの専門分野にもよりますが、リラクゼーションテクニックなども、指導してもらえます。


Dr. かんな
このようなサポートも受けつつ、多汗症の治療ガイドラインに沿って、多汗症に効果がある治療を続けていく事をお勧めします。



その他の治療

その他にも、いろいろな治療法があるようです。

基本的には、エビデンスがあるものをまず最初に試すことをおすすめします。

 

以下のものは、まだ私も検証していないので、内容の詳細は不明です。

また購入して、レポートしようと思います。

手汗治療プログラム(SCM)~手術せず3ヶ月で手掌多汗症を改善する方法~

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